受付の正面には《雲上観音さま》の仏像が飾られています。
金箔の上に塗りした真円が秘的な赤い満月のように見え、その前に浮かぶ木彫りの《雲上観音さま》がさらにその美しさを際立たせた立体額となっています。
《寺務所》に入りました。
《受付》の後ろには天井から吊り下げられた《飛天さま》の木像と永平寺開山道元禅師が書かれた《立春大吉文》の《軸》が掛けられています。
南膜仏法僧宝大吉
(南謨仏法僧宝は大吉)
立春大吉一家祖師祖宗(立春は大吉 一家の祖師祖宗は大吉)
大仏法弘大大(仏法の弘通する大吉大吉)
祖道光揚大吉寺門繁(祖道の光揚は大吉 寺門の繁昌は大吉)
大吉門子多集得人逢時(門子多く集まり人の逢うを得たる時)
天下帰崇吾道大吉大吉(天下吾が道に帰するは大吉大吉)
大吉立春大吉
大吉開山 永平大吉 道玄
寛元五年丁未立春 大吉大吉
「大吉」という言葉が15個も入っており、とてもめでたい文章です。
毎月行われている《坐禅会》と《泉心会(写経会)》の案内と共に《達磨大師》の立体額の下には《ランドセル祈祷》の案内がありました。
《ランドセル祈祷》は新一年生・進級生・新園児を対象に交通安全と健やかな成長を祈願する泉秀寺さま独自のご祈祷です。
希望がいっぱい詰まったランドセルを一生懸命拝むお子さまの姿はご住職もほっこりするそうです。
祈祷記念の《ランドセル型お守》もとても可愛く、年々申込者が増えています。これは嬉しい行事ですね。
子供達には笑顔で楽しく学校に行ってもらいたいですね。
令和4年 開催のパンフレットです。
《客殿》にも《仏画》や《仏軸》が多く飾られています。
《延命十句観音経》と《雲上観音さま》を優しいタッチで描かれた額です。
全体的に金が施されとても煌びやかで温かい感じがします。
《道元さま》の生涯を絵にしたものが栃の木のテーブルに貼られています。
時間があったらじっくり見てみたいものですね。
《永平寺監院》《洞慶院住職》
を務められた《丹羽仏庵さま》が書かれた《松・竹・梅》です。
もともとは3枚別々でしたが、一つの額として収めたようです。
こういった所もさりげない工夫ですね。
東側の《客殿》に来ました。
こちらにもあらゆる場所に《額》が飾られています。
あまりにも多いのでそれぞれの説明などは割愛させていただきます。すみません。
《客殿》の床の間にも《仏さま》や《掛軸》が祀られています。
《秩父三十四観音霊場》の御朱印を表装したものがこちらに掛けられています。