第4歩目は、静岡市葵区足久保の《南叟寺(なんそうじ)さま》です。
静岡駅から車で約30分、安倍川の上流になりますが、新東名・静岡ICからは7~8分ほどなので市外からの参拝者も、とても近く行きやすくなりました。
こちらのご住職が、以前のブログで《糀納豆》を紹介していただいた方なのですが、あの《四国八十八ヶ所巡礼》を徒歩で《成満(じょうまん)》、いわゆる《歩き遍路》されたのです。徒歩で!
私も四国を何度か訪れましたが、車でもなかなか大変でした。
そこを歩くというのは、想像しただけで、気が遠くなる、他と比べることの出来ない過酷な修行だと思います。
それだけでなく、《秩父三十四観音霊場》も足久保の地から徒歩で巡られたようです。足久保の地から!
もう驚きすぎて凄いしか言葉が見つかりませんでした。
(※この画像はイメージです)
そのようなご住職が檀家さん・信者さんのしあわせの為にと
令和3年9月23日に《愚痴聞き地蔵さま》の開眼と《慈愛門(裏鬼門の方角)》のお披露目をしました。
詳しくは,後ほど紹介します。
まずは、駐車場から。
駐車場はとても広く、50台は停められそうです。
《正門》から《本堂》まで、50mほど《参道》が続きます。
右側には、石灯籠が立ち並びます。
本堂へ向かうこの道が心踊る感じがするのは私だけではないのでは。
灯りがついたら、どんな感じになるのでしょうか?
一度見てみたいですね。
《参道》の途中に《獅子》が両脇に置かれていました。
本堂を守る獣で、魔除けに用いて《仁王像》のように向かって右が《阿(あ)》、左が《吽(うん)》となっています。
《本堂》の直前に石橋と水車があります。
それぞれ、クリーニングとリフォームがされ、とても綺麗に甦りました。
居合わせた檀家さんも綺麗になったことと、水車が再び回ったことをとても喜んでいました。
『お寺さまはその地域の象徴』を実感した瞬間でした。