《墓地》に来ました。
春には見事な桜が咲き誇ります。
美しいですね。心が軽やかになります。
ご先祖さまもこの景色を喜んでいるでしょうね。
《寺紋》が桜の理由が解かる気がします。
《観世音菩薩さま》を見上げるととても清々しい気持ちになります。
上を向くことの大切さも教えてくださるように感じます。
《大慈悲院中興開基 城和泉守景茂さま》の墓所です。
前述のとおり、「上杉謙信」「武田信玄」「徳川家康」の三将に仕えました。
これだけでも凄いのになんとあの名刀「正宗」(国宝)の元所持者だったそうです。
《水子地蔵菩薩さま》が立てられています。
「ふところに慈悲の能化の 地蔵尊 いだきとらるる わが水子たち」
と歌碑が彫られています。
《庫裡》に来ました。
《厄除地蔵尊》のお守りとお札です。
御祈願の内容を用途別に分けられ、とてもわかり易くなっています。
御祈願をどう書けばよいか迷うことがあるんですよね。こう書かれていると助かります。
庫裡に入って驚くのが博物館さながらの沢山の骨董品。鎧兜や太刀、鉄砲。槍や薙刀などがガラスケース内に飾られています。
本物の武器を見るとゲームや漫画と違い物々しい雰囲気があります。
改めて《人殺しの道具》ということを実感できます。
好まずとも使わざるを得なかった人が大勢いたことでしょう。
東京帝室博物館(現在の東京国立博物館)からの寄贈品に対する感謝状です。
9点もの貴重品が「門前坪古墳」から発掘されました。
さらに驚くことに総長の名は《森 林太郎(鴎外)さん》です。
華やかな桜を見た後だから余計にこの戦争の慰留品には考えさせられるものがありました。
平和を維持することの大切さを。
ご先祖さまもきっとそれを望み、見守ってくれていると思います。
以上、17歩目は静岡の観光地有度山の入口にある
戦争の悲劇を伝え平和と幸せを祈願する歴史博物館のようなお寺さま。
静岡市駿河区池田の《大慈悲院(だいじひいん)さま》でした。