利照堂センムのお寺歩き~南叟寺編②~

石橋の左手前には《水かけ観音さま》があります。
その石碑には

水かけ観音
【生き方で変えられる運】

身も心も美しくなります

1.にっこり にっこり
(あなたの笑顔に、運がよってくる)

2.まぁるく まぁるく
(身近な人々と円満だと、大運がよってくる)

3.すがすがしい
(目の前にあることに全力を尽くすと その輝きに運が連なってくる)

念彼観音力 ネンピーカンノンリキ

と書かれています。
《開運》と聞くと、仏さまや神さまにお願いするイメージがありますが、ここでは、自らの心がけで運をたぐり寄せる。そういう風に感じ取れます。

石橋を渡ってすぐ右手には《六地蔵さま》が、左手には《厄除地蔵尊》とその周りに《十二支と小僧さん》の石像があります。
そして、その横は、《金精大明神(こんせいだいみょうじん)》が祀られています。《金精大明神》には、男女のシンボルの形をした木や石が祀られており、子宝や安産、縁結び、下の病などに霊験があり、他にも豊穣や商売繁盛にご利益があるとされます。
静岡ではとても珍しいですね。
他でも探してみたいです。

その横には《鐘楼(しょうろう)》があります。
年末の『除夜の鐘』で撞かれるだけでなく、《お年忌》の最後にご家族で撞いてもらうそうです。
良い思い出になりますね。

つまらないとか、面倒だとか思われてしまいがちな《お年忌》ですが、皆さんが行なって良かったと思ってもらえるような工夫をしているようです。

《本堂》です。
伺った時は、お彼岸前ということで、《五色幕》を掛けられていました。
雰囲気が変わりますね。
《内陣》については、次の機会にできればと思います。

《本堂》と墓地の間に《絵馬》が掛けられていました。
お寺さまに《絵馬》。と聞くと珍しく思う方がいるかもしれません。
ご住職曰く、「一年の抱負を考えて書くことと、年に何度か確かめることが、心願成就させる為にも良いことです。」とのこと。
ご本尊さまに挨拶して、絵馬を見て、お墓参りに向かう。
願いを叶えることは、ただ運まかせ、天まかせ、人まかせにするのではなく、仏さまのお導き・お力によるもの、ご先祖さまの喜びによるもの、自分自身の努力によるもの。それぞれが大切なことですね。

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