利照堂センムのお寺歩き~光鏡院編③~

本堂です。
隣接する客殿の襖をなくし、開放しているので、更に広く感じます。
この客殿を使い、震災に関わる商品を紹介したり、寄付を募ったりしています。
また縁のある方々の展示スペースや発表の場にもなったりしています。

ご本尊さまは《文殊菩薩さま》です。【三人寄れば文殊の智慧】で有名な《智慧第一の仏さま》です。このご本尊さまにお会いする為の正門なので《智慧門》と付けられたようです。
《文殊菩薩さま》がご本尊さまは珍しいですね。静岡市に何ヶ寺あるのでしょう?
探していきたいです。

《薬師如来座像》と《十二神将童子像》です。
悪鬼を懲らしめるため、力強い姿で描かれる《十二神将》があえてかわいらしい童子の姿になっています。
仏さま好きにはたまらない珍しいお姿ではないでしょうか?

他にも客殿の至る所に仏像や仏画、仏語が飾られています。
たくさんありすぎて紹介しきれないので、今回はこの言葉に注目します。

「今日あるは祖先のおかげと感謝せん」
枝葉栄えんと欲せば
まず、その根を養うべし
子、親を忘るるとも
親、子を忘るる事なし
子孫、先祖を忘るるとも
先祖、子孫を忘るる事なし
清浄の信心、よく相続せば
祖先の余慶、必ず子孫に及ぶ
古に曰く、
「身を立て家を残す人
必ず、
先祖の供養を怠る人なし」と

親と子、先祖と子孫の関係がせつなく、ありがたいですね。
このあたりまえのように感じてしまい、見失いがちな、親(先祖)への感謝ができる人こそ、
社会へも大きく羽ばたける人間になれるのかもしれませんね。

自分によく言い聞かせます。

以上。第二歩目は葵区瀬名の光鏡院さまでした。

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