第二歩目は、静岡市葵区瀬名の光鏡院さま。
こちらは500mほど南にある松寿院さまも兼務しているお寺さまです。
入口の立派な門から本堂までの間のいたる場所に、仏さまや小僧さんの像が置かれていて、
散策するだけでもとても楽しいです。
瀬名といえば、歴史に詳しい人ならピンと来るかもしれませんね。
今川義元の家臣の娘《瀬名姫》で、後の《築山殿》。《徳川家康》の正妻です。
元々瀬名氏は、今川姓。本家今川を支える為、瀬名姓を名乗ったようです。
その瀬名氏とゆかりのあるお寺さまです。
駐車場は主に3ヶ所。(他にもあります)
正門前と少し昇った本堂近くにあります。どちらも広いのでとても停めやすいです。
以前イベントに参加した時は、この駐車場と参道・本堂に様々なジャンルの出店がありました。
総欅造りのとても立派な山門です。
正面に仁王さま。(阿吽の呼吸で有名ですね)
後面には風神さまと雷神さまが納められています。
凄い迫力の像でこれだけでも見応えがあります。
《清涼山》の山号額と共に飾られている《智慧門》の山門額。
これは光鏡院さまのご本尊が《文殊菩薩さま》を祀っているからで、そのお寺の正門だからです。
なぜそれで《智慧門》かわかりますか?
山門をくぐり、本堂に向かう石段の途中に《松尾芭蕉の句碑》があります。
表には「世にさかる花にも念仏申しけり はせを」
と書いてあるそうです。
より詳しいことを知りたい方は、お寺さまにお聞き下さい。
今回は写真がうまく撮れなかったので、文章だけです。
石段を昇って左手に《不動明王さま》が祀られています。
私は特に《不動明王さま》が好きなので、出逢えると気持ちが高ぶります!
木の葉に覆われ、祠のようになっているのがまたイイですね。
左手奥には33体の仏さまが横1列に並んでいます。
これは《三十三観音》といい、《観音菩薩さま》が衆生済度の為、それぞれの相手に合わせて33体に姿を変えると説くお経にならったものです。
観音さま一体一体が違った持ち物、姿、形をしています。