こちらもまた年季の入った大きな《鐘楼》があります。
今年はコロナ禍で《除夜の鐘》ができませんでしたが、山々にこだまする音色はきっと素晴らしいものでしょう。来年はできるといいですね。
《寺務所受付》はとてもすっきりとして、落ち着く感じです。
《受付所》の背には紫色の《額》が飾られています。パッと見では気付きませんでした
こちらはまさか《不動明王さま》のお姿が描かれているのではないでしょうか?
《ご住職》にお伺いしたら、確かに《不動明王さま》でした。
お顔は厳しく描かれていますが、身体は線となっているとても不思議なお姿です。
でも、確かに《弁髪(ぺんぱつ)》が垂れ、右手に《智慧の利剣(りけん)》、左手に《羂索(けんさく)》を持っています。
私的には、とても心惹かれる格好いい《不動明王さま》でした。
こちらは仏師でもあり、仏絵師でもある《故・寺田氏》の作品で、この向かえにも合掌している《お地蔵さま》が置かれています。
《玄関》には中国の《寒山拾得》の故事で名高い《寒山寺》を絵にした衝立が飾られています。
また、裏には唐代の詩人が詠んだ《楓橋夜泊(ふうきょうやはく)の漢詩が書かれています。
《楓橋夜泊(ふうきょうやはく)
月落烏啼霜満天(月落ち 烏啼きて 霜天に満つ)
江楓漁火対愁眠(江楓 漁火 愁眠に対す)
姑蘇城外寒山寺(姑蘇城外寒山寺)
夜半鐘聲到客船(夜半の鐘声 客船に到る)
月は西に落ちて闇のなかにカラスの鳴く声が聞こえ、厳しい霜の気配は天一杯に満ちている。
運河沿いに繁る楓と点々と灯る川のいさり火の光が、旅の愁いの浅い眠りにチラチラかすめる。
そのとき姑蘇の町はずれの寒山寺から
夜半を知らせる鐘の音が、旅人である私の乗る船にまで聞こえてきた。
《庫裡》から《本堂》への通路には多くのジグソーパズルが飾ってありました。特にかわいらしい《お地蔵さん》の絵は目を引きました。私自身趣味がジグソーパズルだった(現在は休止中⋯)ので、余計に嬉しい気持ちがありますが、絵でもパズルでも見る人をほっこりさせてくれるっていいですね。
また始めようかな・・・
《中興の祖》の像があります。
長い歴史の中にはいろいろとあったのでしょうね。
こういう方々がいて今私達がお詣りできることを感謝します。