昔は床の間に良くかけられていた掛軸
最近では床の間自体が減ってきたので、飾りたくても掛ける場所がないと相談されます。そのような場合、持ち運びが出来る掛軸台が便利ですが、他にも鴨居や壁にフックをかけて対処する方もいらっしゃいます。
掛軸自体の大きさ(長さ)も種類が増え、洋間用の表装(本体の周りの金襴等の生地)も出てきました。
表装の色や柄も多様化し、従来のものと雰囲気が異なるものも増えています。
それでも掛軸のもつ独特の空気感は、飾ってみると身が引き締まるような思いにさせてくれます。
当店で、最も求められるのが《十三仏》です。
お年忌に関わる仏さまということと、各宗派のご本尊さま(曹洞宗・臨済宗の《釈迦如来さま》、真言宗の《大日如来さま》、浄土宗・浄土真宗の《阿弥陀如来さま》など)が描かれていますのでとても飾りやすい掛軸です。