六種供具と六波羅蜜

誰の為に供養をするのでしょうか?それは自分自身の為にするのです。

密教では、仏壇に荘厳する主な六つの道具を六種供具と呼び【六波羅蜜】と供物を結びつけてその象徴とし意味づけています。
日々のおつとめの中、お線香やお花、お茶、ご飯などを差しあげることは、故人の喜びを得る(廻向)とともに自分自身の修行でもあるとされています。そして、積み重ねた功徳が自身のしあわせとなり、子・孫への徳となり、来世の自分につながるといわれています。

六種供養 六波羅蜜  
お水 壇波羅蜜=ダンハラミツ
今、こうして命があるということは、全ての物がお互いに供養しあっていることです。水が、全てに恵を与えるように、他の為に自分の出来ることを惜しみなく尽くす。それが本当の布施です。
布施行
・布施行とは施し(財施・法施)をすることです。
塗香 戒波羅蜜=カイハラミツ
命とは、本来生かされた命であるのです。持戒とは、体と言葉と心とを調え、人間らしくしっかり生きぬくことであり、良い香りで心身を包む塗香に通じ、その願いが込められています。
持戒行
・持戒行とは仏さまの教戒たる十善戒などを良く守り、これを実行する修養です。
忍波羅蜜=ニンハラミツ
一本の花が咲くには、多くの緑がおりなし、大自然の厳しい試練に耐えて、はじめて花が開きます。苦しいことにも耐えて歩む忍辱の教えを花が教えてくれているのです。
忍辱行
・忍辱行とは忍耐強くなる事です。
焼香 精進波羅蜜=ショウジンハラミツ
お線香は、一度火をつけたら、決して急がず、遅れることもなく、最後まで、燃え続きます。そのことから、精進を意味します。一生懸命、自分の使命と役割を見つめ尽くしぬきましょう。
精進行
・精進行とは不断の努力です。
飲食 襌那波羅蜜=ゼンナハラミツ
飲食を供えるということは、襌定を意味します。心豊かな、安らぎの世界を表しています。何事にも動じない静かな心を何時も持ち、穏やかな心をたもてるように心掛けましょう。
襌定行
・襌定行とは心を一処に統一し静寂にして迷妄の雑念に惑わされぬことです。
燈明 般若波羅蜜=ハンニャハラミツ
お燈明は、智慧を意味します。灯りの有難さをしっかり知り、仏さまの智慧(一點の曇りもなく偏く一切に光明を及ぼす)を、自分自身の心に灯し、暗きを照らし、真実の道を示す燈明のように、日々精一杯尽くし歩みます。
智慧行
・智慧行とは仏さまの智慧をいただき正しい道を進むことです。

わからない事がありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。

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