《利照堂センムのおてら歩き》20歩目は、静岡市葵区北の《瑞雲寺(ずいうんじ)》さまです。
静清パイパスの千代田上土I・Cを出て北へ10分程にあります。周辺道路が区画整理され交通の便が良くなりました。
こちらは新東名の新静岡I・Cから東に約10分ほどの場所でもあるので市外、県外の方でも訪れやすい所にありますね。
歴史としては昭和32年《道谷山 喜相院(どうこくさん きそういん)》と《般若山 霊仙寺(はんにゃさん れいせんじ)》の2つの寺が合併して名前を《北陽山 瑞雲寺(ほくようざん ずいうんじ)》と改めました。
《伽藍》は喜相院のものをそのまま使用しています。
《駐車場》は3カ所、約25台ほどとめられる《大駐車場》となります。
こちらは裏口の《駐車場》です。
《山門》から《境内》に入ります。《山号》の《北陽山》が書かれた《扁額》が掛けられています。
焼津市の名刹《高草山 林叟院》の《鈴木包一老師》が書かれたものです。
《山門》前の右側に《六地蔵さま》が祀られています。赤い頭巾と前掛けが綺麗に掛けられています。お檀家さんに愛されているのですね。
よく見ると6体のうち3体かわらじを持っています。今まで気付きませんでしたが、同じ《六地蔵》でもお寺さまによって少し特長があったりするのですね。
その横には私の大好きな《掲示板》があります。ここに書かれている言葉等が楽しみなんです。
禅語や偉人の為になる言葉などが貼られていますが、やっぱり心に響くものがありますね。
支えになるものや、感動するもの、はっと気付かされるものがあり、自分の心の癒しになったりもします。
今回特に気になったのは「苦労はさせたくないと思う親心が子供を怠けものにする」です。
子育ての真っ只中なのですが、子供には苦労させたくないんですよね。
でも、その気持ちが過度になると何もできない子供に育ってしまう。
一人で何でもできる子に育って欲しいと願いながら、苦しんでほしくない。とても難しい狭間に立って成長を見守るのが親だと考えさせられるものがあります。
その時の楽を考えるのではなく、子供の一生にとっての幸せはどうすべきか?を選択できるように日々思案し、行動したいですね。
親にさせてもらっている修行ですね。
こちらは《山門》の内側です。