《本堂》に入りました。
《総持寺 第17世独住 渡辺玄宗禅師》による《浄信》の大きな2文字が飾られています。
《ご本尊》は《釈迦如来さま》ですが、普段は隠され(秘められ)ています。
《客殿》です。
こちらは《寺号額》の元となった書です。
《総持寺 第3世独住 穆山瑾直心浄国禅師》の書によるものです。
扇形に書かれた《般若心経》です。お檀家さんの奉納でしょうか?
《西序》です。
《源深流遠》(※流はサンズイに求める)という額が掛けられています。
漢文にある一文で
水源が深ければ遠くまで水が流れる、根元を固めれば木が長大となるように,徳義を厚く積めば国が安泰に治まるという教えとなります。
その奥には幾体もの《仏さま》が祀られています。
中央に祀られているのが《お厨子》に入った《聖観音菩薩さま》でしょうか?
本体は黒く台座や光背は金箔仕様です。光背の流線形がとても美しいですね。
向かって左に座すのが《水上観音さま》でしょうか?台座の下が水しぶきとなっています。
よく見ると《宝冠》の上にももう一つお顔があります。
向かって右に座すのは《薬師如来さま》です。
さらに右には《大日如来さま》ですね。
その仏さまの上には《永平寺第68世貫首 秦慧昭禅》の書かれた《雲光》という軸が掛けられています。
以上《利照堂センムのおてら歩き》19歩目は、《勝海舟》ゆかりのお寺、静岡市葵区門屋の《宝寿院(ほうじゅいん》さまでした。