お神酒口(おみきのくち)って知ってますか?
少し前のこととなりますが、葵区の《光鏡院さま》の本堂で展示会をされていたのをきっかけに、清水区にある《静岡みきのくち保存研究会》の代表者さまとお会いできました。
《お神酒口》は開運招福を祈る縁起物であり、天空から神様をお招きする依り代(よりしろ)となります。
正月、歳神様、ひな祭り、七夕、中秋の名月、恵比寿講、庚申待ちなどの年中行事や婚礼、地鎮祭、上棟式、その他祭典に用いられますが、寺院においても大般若会などの加持祈祷を行う際に、瓶子や御神酒徳利(すず)を、お神酒口で飾ったりします。
30㎝はある大きなお神酒の口です。とても迫力がありました。
大きく分けて2種類。
剣のように中央に集まる形と扇のように外に広がる形があります。
本数と、並び方によって様々な模様が作られます。
思いもよらず、作成体験もさせていただけました。
手先は器用な方だと思っていましたが、その細かさと、思っていた以上に力が必要で、簡単にはいきませんでした。
簡単に作る職人さんはさすがですね。
完成しました。
自分で作った《お神酒口》。
愛着が湧きます。
お店にも数点展示させていただきました。
一人でも多くの方に是非見て、祀っていただきたいと思います。